BACK    NIKI-KAI EXHIBITION      ・
PAINTINGS & SCULPTURES

二紀展 損保ジャパン美術財団奨励賞

日下部直起(絵画/同人)
Naoki Kusakabe
1959〜
京都府
1987 二紀展初入選(93奨励賞・96優賞・97二紀賞・99同人優賞・01宮本賞・02損保ジャパン美術財団奨励賞)
1989 東京セントラル美術館油絵大賞展(93・95佳作賞)
2000 伊豆美術祭絵画公募展佳作賞(01佳作賞・02佳作賞)
2001 文化庁現代美術選抜展・前田寛治大賞展

「日蝕」 F150縦 油彩・テンペラ・パネル・綿布

風化していくもの。太陽や風、海、その中の生き物、人工物さえ時と共に風化し一つのモノになっていく。時間はいつしか不変のモノとしての色を作り出す。描かれているものは魚の形をしているが魚ではない。時が作り出した「モノ」である。ヒトデもカニもそこでは「モノ」として時間を凝縮した色をにじませている。偶然の出会いが必然となり、新しい宇宙を作り出す。太陽が月と出会い、欠けていく日蝕のように。