BACK    NIKI-KAI EXHIBITION      ・
PAINTINGS & SCULPTURES

二紀展 宮本賞

堤 一彦(彫刻/会員)
Kazuhiko Tsutsumi
1958〜
神奈川
1994 第3回石のさとフェスティバル石の彫刻コンクール展牟礼町長賞受賞
1997 第12回国民文化祭かがわ97石彫コンクール展香川県教育委員会教育長賞受賞
1998 第52回二紀展 U氏賞受賞
1999 第53回二紀展 同人優賞受賞
2000 第54回二紀展 会員推挙
2002 第56回二紀展 会員優賞受賞

「雲と地表のあいだ」
H207×W148×D130cm 白御影石

古代から人は自然からの寓意と啓示に満ちた神話をつくり、それらは無文字の伝承として伝えられてきた。こうした人が自然に抱く基層としての感性は現代では失われつつあります。彫刻は人と自然の原初的な関わりの在り方を象形のかたちではなく、祭祀や信仰の中に棲む常世の樹としてイメージしている。恃むのは彫刻を成立させる手探りの思索と行為がやがて豊かな感応となって広がっていくことを願っている。